カムイワッカは、知床連山の北東の端、知床硫黄山の山麓に位置し、カムイワッカ川から硫黄川の付近のエリアのことを指します。
カムイワッカ川は温泉が流れる川「カムイワッカ湯の滝」として知られ、その温泉の川を遡ることが40年ほど前から人気がありました。(今年から「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」というアクティビティとしてリニューアルしました。)
知床硫黄山の登山口も、このエリア内にあります。なお、2005年まで行くことができた知床大橋は、現在、行くことができません。
faq よくある質問
これまでカムイワッカ川は、通称「カムイワッカ湯の滝」の呼ばれ、観光地や観光スポットとしてみなされてきました。
しかし、カムイワッカ川は、原生自然地域を流れる急峻な河川ですので、利用にあたっては、転倒・転落やクマ、落石、増水など、自然特有の様々なリスクと向きあってもらう必要があります。そのため「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」とアクティビティとして位置付けることにしました。
カムイワッカには、5月31日から10月1日午前11時まで(2024年の場合)行くことができ、この間、橋から川を「見る」ことまではできますが、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」は、7月1日から9月30日まで(2024年の場合)のアクティビティで、カムイワッカに到着後、川に「入る」こと(川に入るためのゲートを通過すること)ができることを言います。
逆にいうと、カムイワッカに行った人のうち、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」の予約者・参加者でなければ、川に入ることはできません。
2024年は、7/1~9/30までの92日間です。
カムイワッカ川の両岸斜面からの落石が多発しており、特に融雪直後の6月は、落石が発生しやすい時期と言われています。専門家の助言を踏まえ、当面、6月の利用を見送っています。
健脚の方で、アクティビティのリスクに同意できる方は、参加できます。
但し、小中学生は保護者の同伴同意が必要です。また、未就学児の方は参加できません。
2023年から、1時間30名まで、1日210名までという上限人数が新たに設定されています。
参加資格ではありませんが、インターネットを使える方、クレジットカードを持っている方でないと、実質的に参加の申し込むことができません。この場合、ご家族、ご友人などの身近な方の協力を得て、お申し込みください。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」は、知床国立公園カムイワッカ地区利用適正化対策協議会、斜里町、知床斜里町観光協会によって主催され、管理運営されています。
この協議会は、知床国立公園に関係する行政機関や、観光団体、環境団体、観光事業者などによって構成されています。
この事業は、有識者及び行政機関、多数の地元関係団体で構成された「適正利用・エコツーリズム検討会議」本会議及びカムイワッカ部会で事業承認を受けて実施しています。
そのとおりです。ただし、シャトルバス運行期間は、現地に行くためにはバスの乗車券が必要です。(「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」参加者の方は、バスの乗車券の購入は不要です。)
シャトルバス運行期間(2024年の場合、8/9~8/18)を除き、道路は24時間通行可能であり、24時間現地まで行くことはできます。
シャトルバス運行期間は、実質的にバスの運行時刻以外での立入はできません。(自転車・徒歩を除く。)
知床半島のウトロ側(オホーツク海側)で、一般観光の方が乗用車で行ける最も奥地に位置するのがカムイワッカエリアです。
滞在拠点のウトロ市街から約24km、知床五湖から約11kmの位置にあります。
カムイワッカは、知床五湖から約11kmほど奥に位置しますが、カムイワッカへは、この知床五湖からカムイワッカまでの道路(道道93号線・道道知床公園線)が開いている期間に限り、行くことができます。
2024年は、5月31日午前11時~10月1日午前11時が、カムイワッカに行ける期間です。
ウトロ市街からは、片道約35~40分・往復約70~80分。知床自然センターからは、片道約30~35分、往復60~70分。知床五湖からは、片道約20~25分・往復40~50分、となっています。
5/31~10/1(2024年の場合)のうち、バス(シャトルバス)が運行されるのは、2024年の場合、8月9日から8月18日までの10日間です。それ以外の期間は、バスの運行はありません。
ウトロまで公共交通で来られた方が、バスの運行期間外にカムイワッカまで行くためには、事前にハイヤーを予約するか、E-bikeをレンタルするか、知床五湖までバスで行きそこから徒歩(片道11km)で行くしかありません。
5/31~10/1(2024年の場合)のうち、乗用車で入れるのは、シャトルバスの運行期間以外の期間となります。
2024年の場合、7月1日から8月8日、及び、8月19日から9月30日まで、となります。
この期間、原則として、24時間通行可能です。
一般乗用車や自転車は入れますが、準中型自動車(車両総重量3.5~7.5トン)、中型自動車、大型自動車は道路交通法により、知床五湖より奥の砂利道には走行することができません。
道幅の狭い砂利道が10km続くため、準中型自動車以上の車の場合、すれ違いが容易ではなく、かつ、カムイワッカ付近で転回・旋回する場所が限定的で困難なためです。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」を予約された方は、予約や乗車券購入の必要はありません。湯ノ滝のぼりの代金に含まれています。知床自然センターから、「湯ノ滝のぼり」の予約枠に近い、ご希望の専用シャトルバスにご乗車ください。乗車時には、予約メールを運転手にご提示ください。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」に参加せず(川には入らず)、カムイワッカ地区を見てみたい、途中の車窓を楽しみたい方は、知床自然センターの案内カウンターで乗車券を購入の上、ご乗車ください。予約の必要はありません。混雑の状況によっては、まれに、ご乗車をお断りする可能性があります。
シャトルバス運行期間(2024年の場合、8/9~8/18)は、シャトルバスは45分間隔で運行予定です。
往路(知床自然センター発、カムイワッカ着)の出発時刻は、8:30、9:15、10:00、10:45、11:30、12:15、13:00、13:45、14:30、15:15、16:00 です。
復路(カムイワッカ発、知床自然センター着)の出発時刻は、9:15、10:00、10:45、11:30、12:15、13:00、13:45、14:30、15:15、16:00、16:45 です。
所要時間は片道40分程度です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
知床自然センターの駐車場内のバスレーンから出発します。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」をご予約の方は、乗車時に運転手に予約メールを提示してください。
「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」予約者以外の方で、往復利用をされる方は、知床自然センターで乗車券を購入してください。
知床五湖は経由しません。知床自然センターからカムイワッカまでの直通バスとなります。
2024年の場合、8月9日から8月18日までの10日間、シャトルバスは運行され、登山者の方も乗車できます。知床自然センターで乗車券を購入の上、ご乗車ください。
上記、バスの運行期間以外の場合は、事前にハイヤーに迎えの予約が必要になります。
2024年の場合、8月9日から8月18日までの10日間、シャトルバスは運行され、登山者の方も乗車できます。
知床自然センターで事前に乗車券を購入するか、カムイワッカで仮乗車券を発行後、バス運転手に登山者の片道利用である旨を申し出た上で乗車し、知床自然センターで降車したのちにセンター内のカウンターで乗車運賃をお支払いください。
典型的な酸性硫酸塩泉でph1.6程度の強酸性です。皮膚病や糖尿病に効果があるとされています。ただし刺激が強く、皮膚や粘膜の過敏な方は入浴に適しません。また、長時間の入浴は、湯あたりや湯かぶれの原因となります。お子さまや高齢者は、利用後に痒くなったり、かぶれることがあります。入浴後は洗い流す必要がありますので、真水をご用意ください。
「4の滝」の滝つぼのそばまでです。
「4の滝」を登り「5の滝」まで行くことはできません。
2005年以前のように、「4の滝」の滝つぼに入ることもできません。(落石で埋まっています。)
小学生は「1の滝」までのご利用を強くお勧めします。
構いません。ただし、以前のように、4の滝では、10数人が同時に入れるような大きな滝つぼがあるわけではありません。
温泉として入る場合でも、クマや落石など、周りの状況に常に気を配ってください。
温泉地の温泉につかるようなイメージではなく、あくまでも天然河川で水遊びするイメージです。
必ず水着を着用してください。全裸厳禁です。
歩行距離約400m、高低差約80mあり、登りも下りも片道15~30分ほどかかります。
カムイワッカでは、平均的には、60~90分の時間があれば、楽しむことができます。
この他に移動時間がかかります。(ウトロ市街から片道約40分・往復約80分、知床自然センターから片道約30~35分、往復60~70分、知床五湖から片道約20~25分・往復40~50分。)
■2024年の場合
【 9:00~10:00枠で予約、マイカー期間の場合 】
7:50 ウトロ宿泊施設発。
8:00 知床自然センター着。カウンターにて予約していたウォーターシューズを借りる。
(ウォーターシューズのレンタルオプションを予約してない方は直接現地へ)
8:50 カムイワッカ現地に到着
9:00 受付を行い、入渓開始
10:30 退渓
11:20 知床自然センター着
【 10:45知床自然センター発のバスで予約、シャトルバス期間の場合 】
10:20 知床自然センター着。カウンターにて予約していたウォーターシューズを借りる。
10:45 カムイワッカ行きのバスに乗車
11:25 カムイワッカのバス停に到着
11:35 カムイワッカの入り口に到着し、受付を済ませる
11:40 入渓開始
13:15 退渓
13:45 カムイワッカ発のバスに乗車
14:25 自然センター着
仮設トイレが3か所、仮設更衣室が2~4か所あります。自動販売機、売店などはありません。
ヘルメットは、現地の入口にて全員にお貸しします。(追加料金なし)
現地の小屋で、不要な荷物(貴重品除く)の預かりなどは承ります。
その他、お困りのことがあれば、現地スタッフにご相談ください。
■2024年の場合
7/1~8/8、8/19~9/30
大人 2,200円
小人(小学生・中学生) 550円
8/9~8/18
〇アクティビティ+バス
大人 3,000円
小人(小・中学生) 750円
〇徒歩・自転車利用
大人 2,200円
小人(小・中学生) 550円
〇バスのみ
大人 往復1,300円 片道 650円
小人(小・中学生) 往復650円 片道320円
オンラインの予約サイトでのみ、受け付けています。
2024年の予約開始は4月下旬頃を予定としております。
予約手続き自体は、数分で可能ですが、レクチャー動画の視聴やリスク確認などもお願いしています。これらを含めると20~30分くらいの時間が必要になります。
申し訳ありませんが、専用の予約サイトでのみ、予約を受け付けています。対面販売はしておりません。
当日も現地利用の1時間前まで予約が可能です。
マイカー期間の予約枠は混雑の緩和を目的に設定しているもののため、予約枠から30分程度前後しても構いませんが、予約枠の時間中に現地までお越しください。
シャトルバス期間は、知床自然センターから出発するバス時刻で予約いただいているため、指定の時間のバスに必ずご乗車ください。
当日の予約枠の変更はできません。
遅れることにやむを得ない特別な事情があった場合には、そのまま現地に向かい、現地の受付時にご説明し、立ち入ってください。
天候を理由とする当日のキャンセルはできません。前日までに判断し、必要に応じてキャンセルをしてください。
ただし、大雨などにより、主催者の判断で、現地の立ち入りを閉鎖した場合には、全額返金します。
必ず予約システムからキャンセルの手続きをしてください。
いただいた料金は、現地運営費、バス運行費、Webシステム運用費など、「カムイワッカ湯ノ滝のぼり」の運営費の他、知床国立公園カムイワッカ地区利用適正化対策協議会の事業、目的の範囲内で使われます。残金が発生した場合には、知床国立公園内の環境保全の資金に活用される場合があります。
この事業の予算、決算、監査報告等は、知床データセンター内で公表しています。
保険は希望者のみ加入で、レクリエーション用の傷害保険で、死亡時500万円、入院時3,000円/日、通院時1,000円/日、が支払われるものです。
このサイト内で詳しく説明しています。こちらをご覧ください。
知床自然センターでレンタルを行っています。アクティビティを予約する際にオプションでシューズの予約が可能です。